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やさぐれ読書録
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"The Yakumo Project"について前々回のエントリにて書いてから、ずいぶんと間が空いてしまった。コメントやトラックバックをいただいた皆 さん、返事したいと思いつつそのままになってしまい、すみませんです。
この一ヶ月ほどの間は、このプロジェクトに関してさまざまなことを考えていた。今回はこれについてまとめてみようと思う。実 はその間、プロジェクトにからんで他にもいろいろな出来事があった(後述)のだが、これについては「あ とで書く」予定。いや、本当にちゃんと書くからね。
■プロジェクトの目標(案)
ということで、まずは本プロジェクトの目標(案)から。
日本語情報の英語 圏への流通を促進す る。
「促進する」という言葉が示すとおり、本プロジェクトが目標とするものは、「日本語情報の英語圏への流通」という活動を「独占」するこ とではない。
ということで、このプロジェクトの外で既に行なわれている同様の活動、あるいはこれから行なわれるであろう活動については、出来る限りそれを尊重す ることとしたい(あるいは双方が合意すれば協力する道もあるだろう)。また同一人物(僕も含む)が、ある日本語情報についてはプロジェクトの範囲の中で、 別の日本語情報につい てはプロジェクトの範囲の外で翻訳を行なう、ということも当然あり得る。
さて、上に掲げた目標を具体化するためにどうすれば良いだろうか。
■"3+1"モデル
「日本語情報の英語圏への流通を促進する」という目標を具体的な形で実現するには、まずそれにまつわる問題を明らかにすることが必 要であろう。考えられる問題は多岐にわたるし、ひとことで「流 通を促進する」と言ってもその意味はさま ざまである。
まずは「流通を促進する」ことを実現するに当たり、
を明らかにする必要がありそうだ。そのためのモデルを一つ考えてみたい。
ここでは仮に、日本語情報を英語圏へ流通させる活動に関係する人々のポジションとして、以下の3つがあり、各人は少なくとも一つに属 するものと考えてみることにする。むろん、二つ以上のポジションに属する人も存在するであろう。(三つ同時に属する、というのはあるのかな?)
さらにもう一つ、重要なポジションとして
を挙げておく必要もありそうだ。
本プロジェクトが解決すべき課題は、まず上記の三者(「生産者」「翻訳者・翻訳協力者」「受益者」)のそれぞれの間に起 きる出来事を元に整理すると少し分かりやすくなる ように思える。例えば
といったところが考えられる。問題の整理の方法はこれに限られるわけではないが、まずはこの方法で眺めてみると、コメント 欄やト ラックバックでもらった意見も、上記の項目のいずれかにうまく入りそうな気がしている。これを足がかりに、もらった意見なども含めて、もう少し内容を拡充 してみることにしたい。
またそれと平行して、上で述べた「観客」という立場の人たちが参加しようと考えた場合に、どのようなことが可能であるか、ということも 考えていく必要があるだろう。(本当はこれもリスト化してまとめるべきなのだが、今回は割愛)
以上、こうしてざっと眺めてみただけでも、数多くの課題があり、その内容もさまざまであることが分かる。こういったことを議論する場が
そろそろ必要なのかも知れない。
■「トップダウン」と「ボトム アップ」の併用、実験的翻訳プロジェクト
さて、ここまではトップダウン型のアプローチ、つまりアクションを起こす前に細かく検討を進めるように、話を進めてきたが、それ一辺倒 ではやはり少々つまらないのも確かだ。ボトムアップ型のアプローチ、つまりとりあえず活動してみて、そ こから分かったことを拾い上げていく、つまり
(最初は小さなスケールで)具体的な翻訳作業を実験的に行なう
という作業も同時に行ないたいと考えている。
実はそのさきがけとして、11月末に小惑星「イトカワ」に着陸した小惑星探査機「はやぶ さ」に関する日本語情報の英語への翻訳を行なっていた。次はこれについて、(報告もかねて)書いてみることにしたい。