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やさぐれ読書録
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3.Hero(2008-05-06 16:49)
最近のトラックバック:1.濃縮還元オレンジニュース:プロ.. (2006-12-22 22:02)
今年1月に購入し、今も少しずつ読んでいる"Great Dialogues of Plato"という本、題名の通り紀元前のギリシャの哲学者のお話なのだが、その中に登場するApollodorosの言葉にこんなのがあった:
実のところ、自ら哲学について語ったり他の人が哲学を語るのを聞くと、私は大きな喜びを感じ、またそれが自らのためになると信じることができる。しかし他のたぐいの話、特に君たちのような金持ちや、金儲けにのみ関心を持つ者の話を聞くと私はうんざりし、また哀れに思うのだよ。君は何か意義あることを行っていると思っているのだろうが、実のところ何もしていないのだ。
("Great Dialogues of Plato" 71ページ)
なんかどっかで見たことのある言葉だな…と思ったら、Eric S. Raymondの「ハッカーになろう How To Become A Hacker」にこんな一節があった:
ハッカーになるためには自分の技術をみがき、知性を働かす訓練して、問題を解決することにゾクゾクするような喜びを感じるようでなければいけません。
あなたが生まれつきこのように感じないなら、ハッカーになるにはまずそのような人にならなくてはいけません。さもないとハッキングへの意欲が、セックスやお金や社会的な名声のようなつまらないことに惑わされてしまうでしょうから。
(「ハッカーになろう How To Become A Hacker」)
なるほど、ハッカーはギリシャの哲学者の系譜に連なるモノたちだったのね。ついでに言うと、富や名声を求める者たちは今も昔も存在していて、どちらもそれにうんざりしていたり、つまらないモノだなと思っていたりする、という構図が見えるのがなんともおかしい。
たまに来ますのでよろしくお願いします。
Eric S. RaymondはV.A.LinuxのIPOで大金持ちじゃないでしたっけ。
ふむ、ちなみに件のIPO直後にはESRはこんなコメント
http://linuxtoday.com/news_story.php3?ltsn=1999-12-10-001-05-NW-LF
を出しているようです:
「…最大の変化は恐らく、これから金銭的なことを心配せずに自分が好きなことを一生続けていくことが出来る、ということだろう。
ということで、僕は今までやってきたことを引き続きやっていくと思う。つまりコードをハックしたり、反権力的な考えを進めたり、それを広げたり、あちこちに行って講演をしたり、論文を書いたり、隙あらば世の様々な悪の帝国に一撃を食らわせたり、自由のために働くという類のことだ。
もしも他のハッカーが、いきなり巨万の富を手にしたとしても、僕と似たような道を選ぶんじゃないかと思う…」
以後ESRがその通りに行動しているかどうかは知らないので、無論このコメントだけで全てを判断することはできませんが、まぁ態度としては首尾一貫しているなぁ、と思う次第です。
こんちはです。
「世の中には二種類の人間がいる。」論法で述べるとしたら、「世の中には二種類の人間がいる。お金が欲しいので色々とやる人間と、色々とやりたいのでお金が欲しい人間だ」というところですかね。
最近自分がどっちの人間なのかよくわからんのですが。